潮州市 (Chaozhou)
秦漢時代には南海郡掲陽県の地であったが、331年に東晋により海陽県を設置、その県城が現代の潮州市である. 413年に義安郡が置かれ、郡治は海陽県に置かれ、隋により義安郡は潮州となったが、潮州の州治は依然海陽県城にあった. その後も潮州海陽県は粤東地区(広東東部)の政治、経済、文化の中心であったが、1860年に汕頭が対外貿易港として開港すると次第に汕頭が地方の中心となっていった.
1914年に海陽県は潮安県と改称し、解放後の1953年に潮州市が建てられて省轄市となった. 1955年に粤東行署が潮州から汕頭に移転し、1958年に潮州市は県級市に改められ、さらに潮安県に降格となった. しかし1979年に市制が復活し、1989年には省轄市も復活した. 1991年12月に国務院の認可によって潮州市は地級市に昇格し、同時に市域を拡大した.